それは前回車で置いてけぼりをくらった時のエピソードでも出てきたように、自分のプライドを傷つけるような言葉や態度に、過度の反応として出てきたりします。
特に収入や仕事の能力に関わるような事を、女の私(下に見ている者)から言及されると、まさに噴火のごとく反応を起こします。
それは自分への自信の表れではなく、自信の無さの裏返しなのだろうと思っています。
夫にとって最も気にしている部分は、まさに腫れ物。
触れないでおくのが、平和に暮らす唯一の方法と言えます。
しかし、少し前からその部分に触れざるをえない話題が我が家で上がってきています。
それは”マイホーム”です。
夫は1年くらい前に車を買いましたが、そのローンもまだまだ残っているうちから、今度はマイホームのことをチラチラと言い出すようになりました。
何故だろうと怪訝に思っていると、ある時ポロっと「天野(会社の後輩の名前)のとこも家買ったらしい」と、その言葉は文脈の中で目立たないように埋もれさせた、小さな一つの要素のように夫は何気を装って言っていましたが、私はそれを聞いて(それか…!)と頭を抱えたくなりました。
結局後輩が自分より先にマイホームを買って、持ち前の見栄っ張りが首をもたげただけなのです。
私ももちろん、マイホームは憧れますし、隣の芝の青さに憂鬱を感じることは多々ありますが、それでも現実問題今マイホームを購入するのはリスクが大きすぎる状況なのです。
でもそういう現実的な事を夫に正直に話すと、夫は
「俺の収入が少ないって言いたいのかっ?!」
と、話し合いや相談を進めようにも、取り付く島も無い状況になってしまうのが目に見えています。
今はただ曖昧に「いいかも…?」とか「う〜ん…そうだね。」などと、極力否定文にならないように注意を払いながら、うやむやに返事をしてやりすごしています。
おそらく後輩のマイホーム購入の話題が社内でひと段落すれば、夫の見栄っ張りも下火になって、この話題はしばらくは霧散するはずと思っています。
もしそうならなかったとしたら…
「貴方の収入が足りない。」と現実を突きつけるか…
「どうにでもなれ!」とマイホームを購入するか…
私にはどちらも考えただけでゾッとする問題です。
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