2017年9月8日金曜日

怒られるのが怖くて隠してしまう子供の時のまま


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夫もそうですが、うちの母親も、私が失敗するとすごくイライラする人でした。
それを子供の頃から重圧としてずっと感じていました。

私は子供の頃からそそっかしいというか、ぼーっとしているところがあるというか、注意力が足りない部分があって、よく物を無くしたり、持つのを忘れてきたりしてしまっていました。

その度に母から「もー!何やってるの!!」と、すごく怒られました。
決して「仕方無いね」とは言ってもらえませんでした。

そうやって育てられると、何か失敗した時にまず、隠さなきゃ、と思うんですよね。

一度、まだ小学生の頃ですが、出先で財布を無くしたことがありました。

その財布は親にクリスマスにもらった物でしたから、無くした事に泣きそうなくらい悲しかったのですが、それ以上に、怒られる、というプレッシャーがありました。
だから私はその時親と一緒にいましたが、まったく取り乱さずに、何も無かったように振る舞い、それからたぶん3ヶ月くらい、財布なしで過ごし、一生懸命お小遣いの中から、新しい財布を買うお金を貯めました。

そして、小学生の浅知恵ですが、近くのスーパーの衣料品売り場などがあるフロアで、できるだけ無くした財布に似た財布を一人で買いに行ったのを、今でもすごく鮮明に覚えています。

こういう、なんとも言えない気持ちを抱えて一人で行動してた時の記憶って、その時の感情とかと一緒に、すごく残っているものですね。
そしてそういう残る記憶というのは大抵、なんだか物悲しい感情のほうが多いですね。

ひたすら無くした事を隠し続けて、なんとか代替品を手に入れた私は、それからは普通にその財布を使うようになりましたが、ある時その財布を母親が見咎めて、

「その財布どうしたの?」

と聞いてきました。

小学生の私は、てっきり似た財布だから騙し通せると思っていたのですが、全然気づかれた事にものすごくドキッとしたのを覚えています。

でも何でも無いというような口調でとっさに「買った」と答えました。

サンタさんにもらった財布はどうしたの?と聞かれましたが、「こっちのほうが気に入ったから捨てた」とぶっきらぼうに答えて逃げるように自分の部屋に行きました。

その時母親がどういう顔をして、どういう気持ちになったのか、よくわかりませんが、「へ〜、そう。」と答えた母親の声が、微妙な気持ちを含んでいるようで、色々ひっくるめて、自分がかわいそうなような、母がかわいそうなような、なんだか気持ちの悪い、変な子供の頃の記憶として残っていて、大人になった今でも時々思い出して、自分の気持ちや母の気持ちを思い返して、なんだかなぁという心持ちになります。

今日この事を思い出して書いたのは、スーパーでスマホを一時的に無くしたからです。

結局さんざん探し回って、サービスカウンターの人にまで相談したのに、家に帰ってきたら、ただ持ち出すのを忘れていただけで、いつもの場所にぽつんと置かれてありました。

私は大きなため息をつき、自分が情けなくなると共に、幼い時のあの感覚が蘇ってきて、ここに書いているしだいです。
そして同時に、ああ今回は夫や親の知らないところで起こった事で良かったと、ホッとしている自分がいます。



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